SquareとMMD研究所が共同でキャッシュレス決済の消費者調査を2回に渡って実施。その結果からは、中小や個人店舗が抱えるキャッシュレス化の課題が浮き彫りになっている。調査を実施したSquareに、その詳細を聞いた。
この調査は、2020年11月に消費者向け、2021年1月に実店舗オーナー向けに実施されたもので、キャッシュレス決済の利用動向を聞くとともに、実店舗オーナーにはキャッシュレス決済導入意向などを尋ねていた。
消費者向けの調査では、現金の利用は86.2%と多いものの、キャッシュレス決済もクレジットカードが65.6%、コード決済が32.9%などとなっており、消費者の体感でもキャッシュレス決済が普及しているとの声が増えている。キャッシュレス決済を利用している人の場合、「支払いが現金のみ」という理由でその店舗への来店を取りやめた経験がある、と答えた人が3割を超えた。