すっかり日常になった、コンビニやスーパーなどでのキャッシュレス決済。コロナ禍を経て、どのように浸透していったのでしょうか。キャッシュレス決済の種類で分かれた明暗や、現金支払いとの二極化など、データから振り返ります。
(朝日新聞デジタル機動報道部・朽木誠一郎)
コロナ禍で伸びたコード決済
キャッシュレス決済、特にスマホだけで完結するようなモバイル決済(かざすだけのタイプやコードを読み取るタイプ)の普及により、ちょっとした外出であれば、電車に乗ったり、コンビニやスーパーに立ち寄ったりするとき、財布を持っていなくても困らなくなりました。 一方、例えば現金支払いのみの「地域で人気の焼き鳥屋さん」「食券制のラーメン屋さん」など、今でもキャッシュレス決済が使えないところがまだまだあります。そうした店に出合うと、違いに戸惑うことがあるのではないでしょうか。